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2015年10月17日(土)Haruki invites to "Tokyo 社交界" 第一夜
2015.10.17 Saturday | category:春来
ニューヨーク、パリに住み、その芸術的感性を磨かれてこられたHarukiさん。
期待の若手ジャズ・ミュージシャンの前田智洋(G) 、成田祐一(Key)さんとのステージ、そして
会場にいらしてくださった雪村いづみさん。アンコールで素敵な歌声を聞かせてくださいました。
(このお写真は、秋谷銀四郎さんがご提供くださいました)
november-eleventh1111 part 2初登場のHarukiさんをここで少しご紹介。
(あまりにも凄すぎるプロフィールですので、詳しいご経歴はリンクしています)
シャンソン、オペラを歌いこなすHarukiさんは、(以下、プロフィールより抜粋)
「New Yorkのパーソンズ美術大学服飾デザイン科に在学中にオペラに目覚め、テノール歌手プラシド・ドミンゴの
片腕として知られたポール・ガーナーにかわいがられ、華やかなニューヨークの社交界の人々と交流。フランスの名門貴族
ロシュフコー家の当主など知遇を得た人々に招かれ、パリの社交界で歌う機会にも恵まれました。
パリからニューヨークへ戻ると同時にジュリアードのエンリコ・ディ・ジュゼッペに師事。パーソンズ卒業とともに、マンハッタン音楽院声楽科に編入し学士号、その後同大学院にて修士号を修得。アメリカ現代声楽音楽の大家でソプラノ歌手のアデール・アディソンに師事。同時期にメトロポリタン・オペラ演出家のファブリッツィオ・メラーノに見出され、彼との親交を通じて舞台人としての姿勢を学ぶことになります。メラーノからキアーリ音楽祭のオペラ『ポッペアの戴冠』の主役ネローネに指名されたことは、春来に全幕オペラの企画演出を指導するという意味が込められていました。」
と、抜粋だけでも、その豊かな、私たちには別世界の経験があまりにも壮大で想像できませんが、この他にミュージカル
のご経験もおありで、ミュージカル『王様と私』では全米ツアー及びブラジル公演をされ、バレエをプーシキン・クラス出身アレキザンダー・フィリポフ、プリマ・バレリーナのゲルシー・カークランドに、ジャズダンスをボブ・フォッシー直系のトニー・スティーヴンス、チェット・ウォーカーらに師事されました。
そんなHarukiさんのステージは、トワ・エ・モアで有名になった「誰もいない海」で始まり、エディット・ピアフの
「バラ色の人生」、「オー・シャンゼリゼ」から、雪村いづみさんの隠れた名曲「昔のあなた」、ミュージカル「Cats」より
「Memory」(涙しました)、カッチーニの「Ave Maria」と、シャンソンからクラッシック、ミュージカルまで幅広いジャンルを
歌われました。まだまだこれだけではありません。「愛のテーマ」(映画[]Cinema Paradiso)はイタリア語で、往年の歌謡曲
「蘇州夜曲」, John Denverの「Perhaps Love」、と、次々と展開するシーンに心奪われながら聞いた、Charles Aznavourの軽快な「Les Comediens」では大拍手!ステージ最後の曲は、ミュージカル「ラ・マンチャの男」から「The Impossible Dream」を。
一つ一つの言葉を丁寧に歌われるHarukiさんの世界は、音楽が立体的になり、その世界にすっとタイム・スリップをしたかのような
感覚になります。
鳴り止まない拍手で登場されたHarukiさんは、ここで会場の中から雪村いづみさんをご紹介。
明日も(会場の皆様に)笑顔でいて欲しいとの願いから「Smile」をDuetされました。雪村さんの「Smile」圧巻。
伸びやかな声、しなやかな動き、楽しいお話。Harukiさんが今まで培われてきた数多くの芸術要素が、宝石のように散りばめられた華やかなステージ(世界)は、まさしくタイトル通りの"Tokyo 社交界"でした。ありがとうございました。
⇒ 河野 裕道 (10/15)
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⇒ みっちゃん (09/18)